ホーム  >   看護連盟ニュース  >   外国人看護師候補生支援団体からのヒアリングを行なう

看護連盟ニュース

2011年12月18日外国人看護師候補生支援団体からのヒアリングを行なう


12月16日、外国人看護師候補生(以下、候補生)が受験する「看護師国家試験における母国語・英語での試験とコミュニケーション能力試験の併用の適否に関する検討会」(座長=中山洋子・福島県立医科大学看護学部教授)の第2回目の会合が行われた。

前回では、医療関係者と経済関係者などで議論され、外国人看護師の日本語能力が十分でなければ医療事故につながりかねないという理由で、看護師試験の母国語・英語使用に反対する意見が多かった。今回は、看護師候補生の受け入れを支援している関係団体が参考人として参加し、さらに意見を交わした。

日本インドネシア協会代表の西田達雄参考人は、候補生が試験を受ける際の時間の延長、難読漢字・表現の簡易化を求めた。母国語(インドネシア語)で行う試験については、「難解な日本語で書かれた医療用語をインドネシア語に翻訳することは難しい」と述べ、母国語の問題作成よりも、まずは試験問題そのものを簡易な日本語にするべきと主張した。

続いてガルーダ・サポーターズ代表・星さとる参考人から、新しい試験方式の提案があった。新試験方式では、候補生は試験を受ける際に「日本語による看護師国会試験」、「母国語による看護師国家試験+コミュニケーション能力試験」「英語による看護師国家試験+コミュニケーション能力試験」の3つの中から1つを選択することを想定している。星参考人は「前回の会合で、日本語による看護師国家試験を受けなければ日本語能力を担保できないという意見が出ていたが、現行の試験は『読み』ばかりが重視されており、むしろ現場で問われる口頭でのコミュニケーション能力を測ることができない」と指摘。医療安全の観点からも新たな試験方式にするべきと提案した。

両参考人の意見を受け、構成員からは「試験時間の延長」「難読漢字の簡易化」に関して賛成意見が出た。讃井暢子構成員(日本経済団体連合会常務理事)は、「看護国家試験は、看護に関する知識をもっているかどうかを問うものであり、言語だけが障害になっているのであれば、外国語・英語の試験も検討するべき」という新方式導入に対する好意的な意見も示した。

一方で、日本語による看護師国家試験を行わないことに対する反対意見は根強く、小川忍構成員(日本看護協会常任理事)は「日本人は漢字から様々な情報を得ており、それによってコミュニケーションも成立している。日本語能力が十分でなければ、名前の読み間違えで患者の取り違えが起きてもおかしくない。大事なのは現場で医療事故を起こさないことだ」と危機感を表わした。

厚生労働省からは、看護師国家試験の方式に関するパブリックコメントの質問項目が提示された。質問項目は候補生の看護師国家試験を母国語・英語で行うことに対する意見を問う内容となっている。

藤川謙二構成員(日本医師会常任理事)は「外国人看護師について知識のない一般国民は、ほとんどが『日本語で行うべき』という項目を選択する。資料をしっかり読んでもらわないと判断できない内容」と質問項目における問題点を指摘。ほかにも、外国人看護師の日本語能力について誤解を招くような表現で書かれている点があるなどの、意見があがり、再検討されることとなった。次回会合は来年2月上旬を予定。

最新看護連盟ムービー

  • 特別公開:HANA♪うた
  • 看護連盟プロジェクト
  • 看護連盟ニュース

  • 看護連盟ムービー

  • マンスリーメッセージ

  • あべ俊子国政活動ニュース

  • たかがい恵美子活動報告

  • 石田まさひろ活動報告

  • 木村弥生きむやよ通信

  • WEB N∞

    日本看護連盟の機関誌アンフィニの
    バックナンバーから、注目を集めた
    ページをピックアップ。

  • 目指せ!連盟マスター

    日本看護連盟の機関誌アンフィニに
    連載されている、政治の仕組みを楽しく
    学べるページを再録。

  • キーワード

    今、流行の言葉、注目の言葉、覚えて
    おきたい言葉を、そっと?教えます。

  • Weekly N∞

    ファクスニュース「Weekly アンフィニ」の
    注目ニュースが読めます!

  • ブログ

看護連盟について
 ベッドサイドから政治を変える! 日本看護連盟
日本看護連盟
  • 住所〒150-0001
  • 東京都 渋谷区神宮前5-8-2
  • TEL03-3407-3606
  • FAX03-3407-3627
  • http://www.kango-renmei.gr.jp/