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2011年11月12日「看護師特定能力認証制度骨子(案)」で特定行為の概要と実施の条件を提示


そのあり方などについて賛否さまざまな意見が出されてきた特定看護師(仮称)だが、11月7日に開催された第17回「チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループ」(座長=有賀徹・昭和大学病院長)では、厚生労働省から「看護師特定能力認証制度骨子(案)」が発表され、このなかで特定看護師が実施可能とする医行為(特定行為)などの具体案が提示された。

まず、これまで暫定的に特定看護師と呼んで名称を、業務独占の誤解を招かないために「看護師特定能力認定制度」と改めた。また、特定行為に関する規定を保健師助産師看護師法に盛り込み、改正法案を来年の通常国会に提出する目標であることを示した。

骨子案では、特定行為の定義を「医師又は歯科医師の指示の下、臨床に係る実践的な理解力、思考力、判断力その他の能力をもって行わなければ、衛生上危害を生ずるおそれのある行為」と位置付けている。そのうえで、特定行為の内容を「医行為の侵襲性や難易度が高いもの(B1)」と「詳細な身体所見の把握、実施すべき医行為及びその適時性の判断などが必要であり、実施者に高度な判断能力が求められるもの(B2)」の2つを想定。医師・特定看護師・一般の看護師が実施する行為を下記4つに分類した。

■厚労省が想定する医行為4分類

A

・行為・判断の難易度が著しく高いもの(手術の執刀、全身麻酔の導入等)

・法律上「診療の補助」に含まれないことが明確なもの(処方等)

・医師のみが実施

B1

・行為の侵襲性が相対的に高く、行為の難易度が高いもの

(褥瘡の壊死組織のデブリードマン等)

・認証を受けた看護師が実施

・医師の具体的指示の下に、安全管理体制を整えた上で

B2 看護師一般が実施

・実施者の裁量性が相対的に高く、高度な判断能力を要する(判断の難易度が高い)もの

(脱水の判断と補正(点滴)等)

C

・行為の難易度、判断の難易度ともに看護師一般が実施可能なもの

(尿道カテーテル挿入、発熱時の解熱薬投与等)

・看護師一般が実施

この分類について、委員からは批判的な意見が寄せられた。星北斗委員(財団法人星総合病院理事長)は「Cにあたる行為を決めないと、Bは規定できないはずだ」と指摘し、拙速な議論に強い懸念を示した。小松浩子委員(慶應義塾大学看護医療学部教授)も同様に骨子案の性急さを問題視したうえで、特定行為の定義を“臨床に係る実践的な理解力、思考力、判断力その他の能力をもって行わなければ、衛生上危害を生ずるおそれのある行為”としていることについて、「(現場の看護師が)理解力、思考力、判断力を持っていないように受け取れる」と改善を求めた。

一方で、前原正明委員(防衛医科大学校外科教授)は、骨子案に肯定的な姿勢を示している。理由は、待ったなしの状態の医師不足で、「この1、2年の間に実施しないと医療現場は維持できない。医師が来ない地域には、臨床能力に長けた看護師などが必要だろう」と述べた。

今後は、厚労省のチーム医療推進会議でさらに意見を集約し、12月の社会保障審議会・医療部会に提示される見通し。

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