
女性に参政権が与えられた初めての国政選挙で看護職の衆議院議員や参議院議員が誕生しているように、先輩たちの政治参加意識は高いものがありました。しかし、個人の力では継続的に活躍の場を確保することは容易ではありません。医療制度が充実する一方、専門職業人としての処遇を受けてこなかった看護師たちの問題を解決するために、看護の代表を国会に送ろうという看護界の総意を受けて、日本看護連盟が誕生したのは昭和34年のことです。爾来、必ずしも成功ばかりではありませんでしたが、国政の場へ看護の代表を送り続けてきました。
平成21年の日本看護連盟総会で会長を拝命した私にとっての最初の国政選挙は、政権交代となった衆議院選挙でした。あべ俊子議員は見事再選できましたが、翌年夏の参議院選挙は野党自民党からの挑戦となり、全く想定外の環境での選挙を経験することになりました。幸い候補者の魅力と全国の連盟会員の結束で、上位でたかがい恵美子参議院議員を誕生させることができました。
日本中を震撼させた東日本大震災での、あべ・たかがい両議員の災害支援活動は実に目覚しいものがありましたし、それぞれの所属委員会や党内での両議員の活躍が多くの先輩議員から高く評価されていることも嬉しいことです。
折から野田政権は税と社会保障の一体改革を打ち出しています。現在約150万人の看護師たちが、さまざまな医療や福祉の現場で活躍していますが、少子高齢社会の到来で医療保健や福祉制度全般の見直しが迫られている今日、この看護師たちのもつ底力を、医療施設や福祉施設の中だけでなく、生活の場である地域でも十分に活用させることが急がれます。まだ未開発なそれらの政策を含め、少しでも安心・安全で幸せな暮らしを支える政策を実現するべく、引き続き日本看護連盟は看護の代表を国政の場へ送り出す活動を続けます。






ベッドサイドから政治を変える! 日本看護連盟